視能訓練士をご存知ですか?視能訓練士(ORTHOPTIST)は、昭和46年に制定された視能訓練士法に基づく国家資格をもった医療技術者です。視能訓練士の有資格者は、2008年4月現在8142名おり、大学病院・総合病院の眼科、眼科医院等で活躍しています。
視能訓練士のおもな仕事は大きく2つに分けられ、視機能検査と視能矯正訓練です。
視機能検査は、患者さんの状態を正確に診断するために、視力・屈折・調節・視野・色覚・光覚・眼位・眼球運動・両眼視機能などの諸検査を、正確・迅速に行い、データを医師に提供します。視能矯正訓練は、おもに斜視(両眼の視線が合わない症状)や弱視(視力発達が十分でない状態)の矯正訓練です。
斜視・弱視は、早期発見により十分に視機能回復の可能性があり、乳幼児から7、8歳までに治療しないと治りにくいため、視覚が発達する低学年までに、様々な機器を利用して視機能回復のための訓練を行ないます。
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